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イ号T型甲/乙無線誘導弾
画像はモーグリさんからの提供です。 昭和19年7月、マリアナでの敗北をうけ、日本陸軍が三菱名古屋研究所で二種類の無線誘導弾を開発することを決定、これをイ号T型甲とイ号T型乙とした。
このうち、大型の甲は三菱が機体、エンジンのどちらの開発も担当することとなった。
この甲型の母機はキ−67四式重爆飛龍であり、800sの弾頭を持ち、母機の胴体下に搭載されて目標から約10q、高度約700mの地点で発進、投下後二秒で特呂1号三型を噴射、時速550qで噴進し、高度7mを飛翔、母機は目標手前4kmまで無線誘導して目標に命中させるが、誘導弾を装備した状態の母機は、当然のことながら飛行性能が著しく低下したため、もし実戦で使用しても、桜花のように命中前に母機ごと撃墜されたと思われる。
主翼と尾翼は木製、胴体はトタン板で作られた。
三菱では小澤久之丞技師を設計責任者として、キ−67の関係者と共に8月下旬に設計に着手、10月には試作機第1号を納入、そして11月には試作機10機を納入した。
300sの弾頭を持つ小型の乙型は、九九式双軽爆が母機であり、速度は600qとやや速かった。
なお、命中率は75%、射程は11qであった。
動力の特呂1号三型は過酸化水素と過マンガン酸ソーダを空気圧で燃焼室へ送り込む液体ロケットである。
小型の乙型は熱海沖でテスト中に誘導装置の故障で旅館に突っ込み、入浴中だった女中さん達が裸で逃げまどったことから「エロ爆弾」というあだ名がつけられたらしい。
イ号T型甲・性能諸元
(スケールは1m) 全長:5.77m
全高:1.055m
全幅:3.6m
発射重量: 1400s
誘導方式:無線誘導
推進方式:液体ロケット
射程:10000m
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